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『双頭の悪魔』 有栖川有栖

双頭の悪魔 双頭の悪魔
有栖川 有栖 (1999/04)
東京創元社

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他人を寄せつけず奥深い山で芸術家たちが創作に没頭する木更村に迷い込んだまま、マリアが戻ってこない。救援に向か英都大学推理研の一行は、大雨のなか木更村へ侵入を図る。江神二郎は接触に成功するが、ほどなく橋が濁流に呑まれて交通が途絶。川の両側に分断された木更村の江神・マリアと夏森村のアリスたち、双方が殺人事件に巻き込まれ、各々の真相究明が始まる……。



私的評価:★★★★★ 言うことなし!

有栖川先生の学生編第3弾~

そして、10数年ぶりに学生編が9月に発売されるとかいう噂もあって、かなり注目のこの一冊。


物語自体はつながってないけれど、前作「孤島パズル」から派生した話ともいえます。前作を読んでないと、「はて?」ってなるところもあるので、是非前作から続けて読まれるのがおすすめ
最近、2回目を読みました。前回読んだのは一年前。いや、江神さんさんの名シーンとかは何度も読み返してますけど(´ー`)

これはかなり分厚い!読み応えタップリ。江神さん大活躍
学生編では今のところ一番の名作。作家編とあわせると、一番好きなマレー鉄道といい勝負

隔離された村で、皆好きなことをして暮らしている人たち。非常にうらやましい

作家編でおなじみ火村先生の原型だった人もでてきます
私は小菱さんが好きですけど

どうしてこう有栖川先生の作品って、文字なのに、例えば雨だったら、音がしたり、においがするような気になるんだろうなあ
この作品はすごく雨とか土とか草のにおいがする、ような気がする
そして、カレーが食べたくなります

そして、もちろん犯人はいるんだけど、悪い人のはずなんだけど、嫌いになれない。なんだかせつない
アリスと先輩たちがすごく楽しそう。もう学生には二度と戻れないんだなあって思う
自分が学生時代最後に読んだ貴重な一冊


そして、江神さんの印象的なあの台詞
悲しいです




既読の方は続きをどうぞ

################################################################


注!ここからネタバレあります








トリックとかも素晴らしいんだけど、本当に読んでいておもしろい。ドキドキハラハラもするんだけど、有栖川先生特有の文章で落ち着いて読めます

しかし、隔離された二つの土地で同時に殺人事件が起こるって、不思議ですよね。絶対犯人は洞窟とか郵便物の中に入って(これは無理か)移動してるんだとばかり思ってました

同じ屋根の下で何日も江神さんと一緒に過ごしたマリアがほんとにうらやましいっ。
他の人たちは犯人の疑いがあるわけで、信じられるのは江神さんだけですからね。江神さんが自分だけを信じてるっていうのもうれしい
孤島ではアリスといいかんじだったけど、今回は江神さんとちょっといいかんじですね

そして江神さんの意外な過去が!
運命に逆らおうとしているのか、ゆだねようとしているのか…
しかし、やっぱ江神さんは次男だから二郎なのか…次男ってかんじしませんけど


私がマリアだったら、あのとき、なんて言ったでしょうかね
「私がついてますから」

みたいなことを言うと思います(照)

前はマリアと同じようなこと言うだろうなって思ったけど…やっぱ学年で江神さんより上になったからだろうか江神さんにふりかかる災いを身を挺して守る覚悟ですよ、私は

江神さんは生き残るって言ってるけど、やっぱり火村先生とかとはまた違ってはかない感じがするから不安なんですよね。いつの間にかいなくなっちゃいそうなこともありそうで

そして、第四作目が近々でるみたいですねっ
私は一年しか待ってないけど、リアルタイムで読んだ方は待ちに待った新作ですよね

どんなふうなのかな、やっぱすごく時間経ってるし、少しは作品の雰囲気とかも変わる気がします
気長に待ちます!先生











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  •  
  •  
  • 2007年07月14日 23時58分 
  • [編集]

 

こんにちわ。野球応援の代休で
今日もお休みです。
「双頭の悪魔」読んでたんですけどあまりに
時間がなく、ストーリーが途切れてわからなく
なってしまったのでしばしお休み中です…
それに、新刊出るんですか!!
もし出たら嬉しいですね。でもそれより
モロッコの文庫…。
ではお邪魔しました。

 

>>尚さん
こんにちは~☆彡
野球いいですね!私は高校も大学も野球応援というものに行ったことがありません(^_^.)
双頭の悪魔は読み応えありますよね!またあのくらいの厚さの有栖川先生の作品を読みたいものです(´ー`)
新刊はおそらくですけど9月あたりに出るみたいですよ!モロッコの文庫そろそろですかねえe-274
  • ときわ 
  • URL 
  • 2007年07月19日 00時36分 
  • [編集]

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双頭の悪魔/有栖川有栖

江神シリーズ第3作。『孤島パズル』に続いての再読。前作、前々作と同様、クローズド・サークル(いわゆる「嵐の山荘」)テーマながら、閉鎖された空間の外側でも殺人事件が起き、それぞれ内側はマリア、外側はアリスの視点

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